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ポルシェ リセールについて(2023年)

2023.03.18

ポルシェリセールバリュー

電気自動車タイカン

ポルシェの購入や売却について考えたとき、最近では「リセール」という単語を多く耳にするようになり、
自動車ディーラーなどで残価設定型(残クレ)ローンの提案が増え、車を金融資産のように考えるようになってきました。

車は実際に帳簿にも乗る資産ですし、ポルシェの場合高額になりますので車の価値は気になるところです。

そもそもリセールバリューとは

カーオークション

リセールバリューとは直訳すると「再販価値」、車を売り出す時の価値です。
車は新しいほど価値が高く、良い状態なほど需要があり高く売れます。

お乗り換え時、今まで乗っていた車を売却した場合、その時の価値が高いほど高く売れ新車を購入するときの資金としてお金を確保することができます。

車の価値はナマモノというか・・・相場価格は日々変わり、基本的に時間が過ぎるほど価値が下がっていってしまいます。
※もちろん車種によります。

ポルシェの場合は量産車とは言え高額な車ですので、実用的な普及車と比較し大きくは価値が下がらずリセールバリューは良い車となっています。
また豊富なオプション設定から、オプション装備品によりかなり価格が左右されるので、ポルシェを売却の場合は1台1台しっかりとした査定が必要です。
買取査定の時はオプション装備品をお知らせして頂く事が大事です。

リセールバリューを考えると車はなるべく早い時期に売却するとリターンも多くなりますが、車は実用品な上に、走る楽しさ、所有欲を満たしてくれる物であり、ステータス性もあります。

あまりリセールバリューにとらわれすぎる車の選び方もどうなのかと思いますが、高級車を所有する場合「リセールバリュー」を考える方が増えているのが最近のお問い合わせを頂いた際の傾向でもあります。

残価設定型ローンとは

残価設定ローンとは、あらかじめ数年先の車の残価(リセールバリューと同義)を予測で設定し、その差額を購入代金から引き、残りを分割で支払っていくローン形態です。
乗り換え時に乗っていた車を査定しますので、使い方によって残価は当初より高い場合も低い場合もあります。

物によって残価保証型、乗り換えなし返却(売却)のみ、そのまま残価分支払い・ローン組みなおし等も可能です。
またリースでの設定も行えます。

ポルシェのリセールバリューは高い?

カイエンインテリア

リセールバリューが高い人気車というと、メルセデスベンツならGクラス、フェラーリなら最新の限定車(オプション付き低走行車等)がありますがポルシェの場合車種だけではなくGTSやターボなどの「グレード」と共に「オプション」が重要です。
選んで仕上げるタイプの高級車であるポルシェはオプションが豊富です。

レザーインテリアやスポーツクロノパッケージを始め、エクステリアパーツ、ホイール、サンルーフ、PASM(ポルシェアクティブサスペンションマネージメント)、スポーツシート、インテリア等々・・・セラミックコンポジットブレーキは100万円以上します。
オプション一切なしの素の状態では何もついていない状態なので、「普通」の状態にするためにオプションをどんどん選んでいくと100万円程すぐに行ってしまいます。

ポルシェはオプションなしで購入する方はあまりいらっしゃらないので、オプションの有無がリセールバリューについて重要になってくる理由の一つです。
当然上位グレードのターボやGTSは性能も人気も高くなりますが、プラスアルファのオプションがどれだけついているかで人気とリセールバリューも変わります。

リセールバリューを調べるには

カーオークション

業者の場合はオークション相場や小売り相場価格が元になりますが、オークション相場はもちろん会員でないと基本的に見ることはできません。
(※弊社は専門業者ですので相場査定の参考が可能です。お気軽にお問い合わせください。)

ポルシェの買取査定は専門店の弊社へ!

そこでリセール後の価格をカーセンサーなどで調べ、参考にすることができます。
もちろん同条件の走行距離、カラー、オプションの車はそう多くなく、所有している車の状態も千差万別です。
ですので、大雑把な価格ではありますが、調べることができます。
※あくまでも参考です。

残価率 (現在の価格/当時の新車価格)×100
例:3年前1000万円で購入 現在の査定価格700万円 残価率=70%

※小売価格ですのでお店の利益を考慮する必要もあります。

ポルシェのリセールバリュー概算

992

弊社の査定の時はさらに絞り込んだデータを使用しますが、以下の表はポルシェのおおまかな残価になります。
中古車の価格は日々変わり、グレードや車両の状態により変わりますので、あくまで目安でご参考下さい。

※表の数値はカーセンサーより。2023年3月のデータを参照
※この1年でも値上げが続いており今後も物価高で新車の値段が上がることも予想されます

ポルシェ 911

年式

中古車価格(平均価格)

新車価格(中央値) 残価率
2019~ 992 1995万円 2243万円 89%
2011~2019 991 1413万円 1647万円 86%
2008~2011 997後期 674万円 1501万円 45%
2004~2008 997前期 674万円 1364万円 49%
1998~2004 996 426万円 1170万円 36%

※新車価格中央値はダカール仕様やGT3も含む

ポルシェ カイエン

年式

中古車価格(平均価格)

新車価格(中央値) 残価率
2017~   1100万円 1493万円 73%
2011~2019 958 413万円 1184万円 35%

※クーペモデル除く

ポルシェ マカン

年式

中古車平均価格

新車価格(中央値) 残価率
2014~   695万円 934万円 74%

※2021年7月20日マイナーチェンジ

※3年以内4万キロ以内

ポルシェ パナメーラ

年式

中古車平均価格

新車価格(中央値) 残価率
2016~ 971 1194万円 1935万円 61%
2009~2016 初代 427万円 1490万円 29%

※3年以内4万キロ以内

718ボクスター

年式

中古車平均価格

新車価格(中央値) 残価率
2016~ 718 921万円 921万円 93%

※3年以内4万キロ以内

※スパイダー除く/GTSあり

981三代目ボクスター

年式

中古車平均価格

新車価格(中央値) 残価率
2012~2016 981 589万円 740万円 79%

※期間なし

タイカン

年式

中古車平均価格

新車価格(中央値) 残価率
2021~   1539万円 1807万円 83%

※期間なし

ポルシェでリセールバリューの高い車種は?

2023年に入り 911 Type992も多く市場に見られるようになりましたが新車価格が上がっており去年と比べると計算上リセール価格が下がってはいます。一方マイナーチェンジをしたマカンは中古車市場も高めになりリセール価格が良いという結果になりました。
オプションも豊富な718などのMRモデルも去年に続きリセールの良い価格になっています。なおも続く供給不足と物価高で人気の新車の価値が下がりずらい状態になっています。

売るタイミングは?

porsche emblem

車を売るタイミングは走行距離も大事ではありますが、車検のタイミングやディーラー保証が切れるタイミングがあります。
もちろん、車検やメーカー保証が長い方が評価も高く、リセールもし易いので高評価となります。
売却時期のタイミングは車検や保証付きとの部分を考慮するのも大事なポイントです。

PDKかMTか

ポルシェも現在はオートマ化が進みポルシェのデュアルクラッチオートマミッション「PDK」搭載車が増え、MT車は数も少なくなり、限定になりつつあります。
今でもMTミッションにこだわりを持っている方もいらっしゃいます。
現在のカイエンや997まで搭載していたティプトロニックSも耐久性は高くマイナスにはなりません。(故障修理はプラス査定加味します)
PDKプラスオプションはもちろんプラス査定になります。

販売店としてはMT車のハイグレードモデルを好まれるお客様はもちろん存在していますので希少車の場合は弊社の独自のシステムにて委託販売も可能です。
ぜひお問い合わせください。

並行輸入

左ハンドル、MT車、日本国内にないグレードの並行輸入車が以前は見られましたが、国内ディーラーの充実から並行車はあまりリセールバリューは高いとは言えません。
正規ディーラーでのメンテナンス面やパーツの供給の面からリスクを負うためにむしろマイナスになってしまう点も多いのが現状です。

ハイブリッド車

スポーツメーカーポルシェも電気自動車タイカンを始め、環境に配慮したハイブリッドモデルもラインナップされています。
エコカー減税や購入時の値引きもあり、やや買いやすくなっていますが年式が経過してきていたり、距離が多いとバッテリー交換での費用も高額になるのでリセールで見るとそう高くなるというわけではありません。

オプションによりますが、年数、走行距離が増えると価値は下がります。

高く売却するコツ モデルチェンジ情報を入れておく

車はモデルチェンジがあると従来モデルは旧型(型落ち)になってしまうので価値が下がります。
モデルチェンジをにらみ車を購入し良いタイミングで売却するとリターンが増えます。

使いやすいSUV系モデルはモデルチェンジや車検時期を考慮するのもポイントです。

ただポルシェの場合スポーツモデルの限定車などはオークションで高額な価格が付く場合もあります。
珍しい車は見極めが難しいところではあります。

ポルシェ買取 リセールバリューをさらに高めるには?

ポルシェに限らず当然ではありますが・・・

  • 低走行
  • 無事故車
  • サーキット走行無し
  • オプション盛りだくさん
  • オプションカラーや需要が高い色の選択
  • 禁煙車
  • 動物を乗せない
  • シートのキズなし
  • ボディのキズなし
  • ドレスアップ(ノーマル部品有はプラス評価)

になります。

panamera

ポルシェですから走ってなんぼなところもありますが、ブランドを代表する911以外にも現在はカイエン、マカンなどの4ドアポルシェが多くなっています。
SUVは実用車ですので走行距離が伸びることは当たり前です。

あまりリセールバリューを意識過ぎるのも車を楽しめなくなってしまいますので、ぜひ今回のブログは参考までにしてください。

ポルシェのキーをひねりエンジンを始動させるのは、やはりテンションがあがりますし、カイエン・マカンはセレブなイメージが持てます。

もちろん車は1台1台コンディションが違います。
大事なポルシェを売却の際はぜひ、弊社マリオットマーキーズへご依頼ください。
市場にない車、空冷ポルシェから最新の限定モデルまで、売却は先でも現在のお車の価格をお調べ致します。